
現状に満足することなく
さらなる安心とおいしさを
探求する。
(酒田市)

五十嵐 悌一 さん
山形県鶴岡市出身。
北里大学獣医畜産学部卒業。
1993年株式会社太陽食品(現・平牧工房)入社。
1995年 2年間の現場作業経験を経て商品開発課へ。5年ほど前から開発現場の責任者となり、現在に至る。
出身は鶴岡市大山で、大学は畜産学科を卒業しました。その経歴を生かせる仕事を地元庄内地方で探していたところ、当時は「太陽食品」という名称だった、この「平牧工房」に出会いました。人間の営みに欠かせない衣食住、いずれかにかかわる仕事がしたいと思っていたので希望がかなった感じでしたね。
具体的な仕事内容を教えてください。
入社して2年間ぐらいは現場研修ということで、ひたすら現場でハムやソーセージを作っていました。その後は、商品開発課で新商品のレシピを作り、試作を経て現場スタッフへの指示や指導にあたっています。また、首都圏をはじめいろいろなところを飛び回って消費者との交流会に出席するのも重要な仕事のひとつ。生協の中でも特に消費者意識の高い「生活クラブ」と産直提携をしているので、商品を作っている者として具体的に原料から間違いのないものを使っているという説明に回っています。その際には、消費者からの反応や要望などもしっかり聞き取りしてくるようにしています。
つまり、食べる人の顔を見ながら作っているというわけですね。もちろん、一般市場に出回っている商品もいろいろありますが、そのうちの8割から9割は何らかのカタチで私が開発に携わっています。そして、ここ5~6年前からは開発現場における実質的な責任者をやらせてもらっています。