斉藤一人さん

アパレル業界では
知る人ぞ知る企業。
さらに存在感をアピールし、
めざすは日本一の縫製工場。
株式会社スリーエム (新庄市)

新庄市界隈には、縫製加工業者が少なくありません。その中でもとりわけ元気のある企業として注目されているのが「株式会社スリーエム」です。9つの生産ラインで月産30,000着の生産能力を誇り、高品質にして納期遵守、小・中ロットにも対応してくれる縫製工場としてアパレル業界では定評があります。ユナイテッドアローズ、PAPAS、Theory、23区など、取引先にはそうそうたるメーカー名、ブランド名が並びます。

斉藤一人さん

プロフィール
斉藤 一人 さん

昭和39年生まれ。
山形県新庄市出身。
山形県立新庄農業高等学校(現・新庄神室産業高等学校)卒業。
1982年 自衛隊に入隊し、4年間札幌勤務。
1987年 株式会社スリーエム入社。

入社の動機、きっかけは?

高校卒業後、自衛隊に入隊して4年間を札幌で過ごしました。札幌は、人も街もオシャレでとても刺激的。その頃から、ファッションにも興味を持つようになり、その道で仕事をしてみたいと思うようになっていました。ふるさとである新庄に戻り、街の服屋で1年間、販売員として働きましたが、売る側より作る側の方が面白いのではないかという思いに駆られて、スリーエムの創業と同時に入社しました。

具体的な仕事内容を教えてください。

入社して数年間は、実際に裁断や仕上げの仕事をしていましたが、今は工場長として工場全体の生産状況の把握と商品出荷時の管理業務を行っています。中でも、お客さまにより良い商品を提供するにあたっては出荷時の厳しいチェックが欠かせません。私の仕事はその責任重大な出荷における管理が主となっています。

この仕事で頑張ってこられた原動力は?

会社の創業と同時に入社したのですが、最初はそのスピードとパワーに右往左往し、ついていくのがやっとの状態でした。会社にもかなり迷惑をかけていたと思います。何とかしたいという思いでずっと頑張ってきて、10年ほど過ぎたあたりから、段々スムーズに仕事が進むようになり、手応えが感じられるようになりました。それからはこの仕事ならではのやりがいや面白味がどんどんわかってきて、現在に至っています。

具体的な仕事内容を教えてください。

入社して数年間は、実際に裁断や仕上げの仕事をしていましたが、今は工場長として工場全体の生産状況の把握と商品出荷時の管理業務を行っています。中でも、お客さまにより良い商品を提供するにあたっては出荷時の厳しいチェックが欠かせません。私の仕事はその責任重大な出荷における管理が主となっています。

この仕事で頑張ってこられた原動力は?

会社の創業と同時に入社したのですが、最初はそのスピードとパワーに右往左往し、ついていくのがやっとの状態でした。会社にもかなり迷惑をかけていたと思います。何とかしたいという思いでずっと頑張ってきて、10年ほど過ぎたあたりから、段々スムーズに仕事が進むようになり、手応えが感じられるようになりました。それからはこの仕事ならではのやりがいや面白味がどんどんわかってきて、現在に至っています。

強く影響を受けた上司の言葉や出来事を教えてください。

創業と同時に入社したので、直属の上司といえば社長ということになりますね。その社長からは常々、「絶対に無理と言うことはない。どんなに難しい縫製でも、短納期のオーダーを受けても、必ず解決する方法があるから、考えろ。考えれば必ず出来る」と言い聞かされて来ました。無謀な言葉のようにも聞こえますが、実際にそれぐらいの気持ちで事にあたると道は開けるもの。「なるほどな」と思いながら、最初からあきらめるのではなく、解決方法を考えるようになりましたし、社員にも浸透させるようにしています。

裁断の様子
製品づくりの第一段階となる裁断の様子。

この道におけるプロフェッショナル像とは?

つねに「良い製品を納期どおりに納めること」だと思います。単純ですが、それが一番難しいことでもあるのです。そして、社員全体で共有している目標でもあります。

この仕事に適性を感じるのはどんなところでしょう。

自分では、この仕事の何が自分に合っているのかわかりませんが、気持ちにしろ性格にしろ、弱い部分がずっと鍛えられている感じがします。そういう意味では、この仕事をやってきて良かったと思っております。それと、強いて挙げれば根気強いところでしょうか。ファッション業界という華やかなイメージとは違って、細かい作業が多く、どの工程をとっても気が抜けない、奥の深い仕事ですから。

斉藤一人さん
渡辺さん
品質第一、厳しい目が光る出荷前の検品作業。

斉藤一人さん
作業をする若手スタッフにアドバイスをする斉藤さん。斉藤さん自身、かつてやっていた仕事でもある。
この仕事で一番大変な事、最もやりがいを感じる瞬間は?

納期が集中しているときのやりくりが一番大変ですが、その仕事をきっちりこなし、しっかり納品できた時は、最高の満足感が得られ、それがやりがいにつながっていくと思います。大変さとやりがいは紙一重、大変なことを乗り越えないと本当のやりがいは味わえない、そう考えます。

この仕事をする上で大事にしていることは?

一人でできる仕事ではありませんから、いちばん大切なのはチームワークです。足りないところ、遅れているところを皆で助け合って目標をクリアする。お互いにそういうことが自然にできる環境、雰囲気を作っていくことも工場長である私の仕事だと思っています。

今、部下や後輩たちに伝えたいことは何ですか。

良い商品を納期どおりに納めるには、皆が検査表や納期表を確認し、やるべき 時にはやらねばと言う、前向きな姿勢と意欲を持って仕事に立ち向かって欲しい。“成せば成る”です。

今後やってみたい仕事、将来の目標などをお聞かせください。

スリーエムは、地元やアパレル関係では、そこそこ名前が通っています。もっといろんな側面からいろんな形でアピールし、日本一の縫製工場になれるように頑張ります。

渡辺さん
縫製の仕上げ段階でスタッフとチェック、検討する斉藤さん。細部にも気を配り、修正ポイントなどの指示を出す。

自衛隊からファッション業界へ、異色の経歴を持つ斉藤さんですが、転身して大正解だったのでしょう。職場でのイキイキとした工場長ぶりがとても印象的でした。すでにプロフェッショナルともいえるキャリアの持ち主の斉藤さんですが、「奥の深いアパレル業界においてはまだまだ」と、とても謙虚。今後も名だたるブランドの製品がここから発信されるのだろうととても楽しみです。

(2009年取材)

株式会社 スリーエム

昭和62年、新庄市若葉町にて縫製加工業として操業を開始。「MADE IN CHAINA」が幅を利かせる縫製業界にあって、クオリティの高さ、国内ならではの迅速な輸送、納期の確実さなどを武器に着実に業績を伸ばしている企業。関連会社に「有限会社サンエムファッション」、「株式会社CKニット」がある。

藤庄印刷株式会社
代表者:代表取締役 監物 千代士
創業:1987年4月
従業員数:122名
事業内容:ブラウス、シャツ、ワンピース、スカート、カットソー、パンツ、 子供服、ベビー服等の縫製加工業
所在地:山形県新庄市大字仁間21
TEL:0233-23-4333
FAX:0233-23-3541

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